成長株投資の魅力と難しさについて

投資手法

成長株投資の魅力

株式投資の花形、成長株投資にはその会社の未来を信じ投資したお金が、10倍あるいは20倍になるという魅力があります。
想像してみてください、2007年、あのAppleのiphoneが発表された日、あなたが100万円分の株を買ったとしたらどうでしょうか。その100万円は、2018年には実に約2000万円に膨れ上がることでしょう。あなたは味をしめ、次なるAppleを探し始めます。

アップル(AAPL) 2007年1月から2019年10月までの月足チャート(分割調整済み)
アップル(AAPL) 2007年1月から2019年10月までの月足チャート(分割調整済み)

そして、レーザーテックという銘柄にAppleで得た2000万円を投資することで、最初に100万円投資した資産が、2022年にはなんと14億円にまで膨らんでいました。

レーザーテック(6920.T)2018年9月から2023年7月までの月足チャート(分割調整済み)
レーザーテック(6920.T)2018年9月から2023年7月までの月足チャート(分割調整済み)

この話は夢物語ではなく、現実に起こり得ることです。実際にリーマンショック以降、日本の上場銘柄だけでも430銘柄が10倍以上の上昇を見せています。これは全上場銘柄数の約10%強、成長株投資で億万長者になるという夢は、宝くじよりも現実味を帯びています。

成長株投資は実は難しい

良いことを先に書きましたが、現実としてこれほどまでの成長株をピンポイントで選定し、タイムリーに購入ことは神業に近く難しいことです。確定した過去を振り返ると、それと同様のことを現在の自分が簡単にできるように錯覚する心理を後知恵バイアスといいます。投資家が陥りがちなバイアスについては別記事で少し触れたいと思います。

実際に投資のプロが運用するアクティブファンドファンドのうち、インデックスを上回っているのは約3割弱しかないという現実があります。(引用:日経新聞2022年8月29日記事より)

プロではないたちまるが、2019年夏号の四季報を穴の開くまで読み込み実際に監視銘柄として選定した49銘柄の2019年10月から2023年7月までのパフォーマンスを示します。

019年夏号の四季報から監視銘柄として選定した49銘柄の2019年10月から2023年7月までのパフォーマンス

4000銘柄から厳選した(つもりの)49銘柄中、上位2名柄が約10倍に成長、上位10銘柄が2倍以上に成長という高いパフォーマンスを示している一方、下位の10銘柄はマイナス30%以下と目も当てられない状況です。最下位2銘柄にいたってはマイナス80%以下という惨状です。


これらの銘柄は実際にすべて購入したわけでなく、監視銘柄のうち買いサインが出たものを4,5銘柄購入しているため、成績下位の銘柄を購入してしまい投資資産が半減するということも成長株投資では起こりえることです。

勝てる銘柄をどのように選ぶのか?

成長株の魅力は、何ものにも代え難い資産規模の爆発力。それを手に入れるための鍵は何か、それこそが個人投資家の永遠のテーマと言えるでしょう。本ブログでは、この難解な謎を解くため、10倍以上のパフォーマンスを生んだ銘柄の過去を振り返り、「10バガー振り返り」シリーズとして記事にしていきます。

時価総額200億円以下の企業、時流に乗った商品やサービス、参入障壁の高い独自のビジネスモデル…これらが見せる成功の法則とは一体何なのでしょうか。経営者の統治能力や判断力、そして運まで絡み合ったパズルを解き明かしていきます。

そして、その中で見つけ出した10バガー候補。その会社を信じ、株を購入し、下落しても揺るがない信念を持つ。そのような挑戦を通じて得られる成功とは一体どのようなものなのでしょう。

本ブログでは、この深遠なる問いに迫るため、10バガー銘柄の共通要素を深掘りし、新たな投資アイデアを見つけ出します。それが個人投資家としての私たちが、爆発的な成功を得る可能性を一歩でも前に進める一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

またこのブログは、最短でも半年以上の保有を前提とした中長期を前提に記載していることを予めご承知おきください。

さあ、次の大成長株を探す旅を一緒に始めてみましょう!?

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